Cristopher StracheyのGPM

 和田先生の パラメトロン計算機 という ブログに Cristopher StracheyのGPM の記事があった.
 大学院時代に GPM に 評価実体 という概念で 遅延評価機能を 入れ 構造的構文の導入をはかった ことを思い出した.
 Haskell的な nomad までは 思いもよらず、LISP1.5 に見せられた当時、記号処理に傾注していくきっかけとなった論文であった.
 当時は 関数的プログラム言語の良さは わかっていなかった.関数から代数にまでモデルが広がって 圏論にたどり着いて わかりかけてきたのは最近である.
 計算機科学にも傾注して行くのだが、マクロ文法 に理論的根拠を求めて、処理系を創っていた.しかも高級言語と言われるPL/Iで.理論モデルを創るほうが面白くなってきたころであった.

 和田先生の記事を読みながら 洞察の深さに 何時もながら 感心させられる.
 今でも時々 ご指導頂いている 私の有澤先生に 機会を与えてくださったことに 感謝を感じながら .